CuteDBook

CDBIconMaker
Ver1.21

M-Logic, Inc.


はじめに
 CDBIconMakerはCuteDBookのアイコンを編集するためのアプリケーションです。
 アイコンを作るために必要な機能をたくさん盛り込みました。赤外線通信で作ったアイコンを友達と交換することも可能です。

特長

DayView

  • 3本のペンを持つことにより、面倒な色変更が手軽に。ペンは、色変更、スポイト機能をそれぞれ持ちます。
  • スクロール、回転、反転などの多彩な編集機能。
  • 1倍、2倍のプレビュー。プレビューには好きな背景色を指定することが可能です。
  • 他のアイコンをコピーすることが可能なので、アイコンを複製してそれを元に手を加えることも出来ます。
  • 赤外線通信により、自分で作ったアイコンを友達と交換することが出来ます。(お互いにCDBIconMakerをインストールしている必要があります)
  • CuteDBookを起動することが出来ます
  • ソニーCLIEのハイレゾモードに対応しています。

動作環境

 PalmOS搭載機のうち、PalmOS日本語版バージョン3.5以上のデバイス上で動作します。(モノクロデバイスでも使用することが可能です)
 空きメモリは約30キロバイト必要です。


インストール

 ダウンロードしたファイルを解凍して

CDBIconMaker.prc

 をPalmOSデバイスにインストールします。
 この時、PalmOSデバイスには、CuteDBookのアイコンデータベース(CtDbDayIcon)がインストールされている必要があります。


モノクロデバイスとカラーデバイスでの動作の違い

 モノクロ版では16階調グレー、カラー版では256色カラーで動作します。
 そのため、デバイスにより「色の選択ダイアログ」の表示が異なります。
 カラーデバイスからモノクロデバイスへ、またはその逆にアイコンを赤外線送信することも出来ますが、カラーデバイスからモノクロデバイスへ送信したアイコンは内部的にはカラーの情報を保持しますが(編集後はグレースケールに変換されます)、表示上は16階調グレーで表示されます。モノクロデバイスからカラーデバイスに送信すると、グレースケールのまま送信され、そのまま保持されます。


バージョンアップについて

 以前のバージョンからバージョンアップする時は、PalmOSデバイス上のアプリケーションを削除せずにインストールしてください。


使い方

CDBIconMakerの起動


 PalmOSデバイスのアプリケーション起動画面でCDBIconMakerをタップして起動します。

起動画面


 

 起動画面ではアイコンの一覧が表示されます。緑色の線で囲われているのは、CuteDBookの日情報ですでに使用されているアイコンです。CuteDBookでは日情報のアイコン指定をアイコン番号で管理しているため、使用済みのアイコンを編集すると、そのアイコンを使用しているすべての日情報のアイコンが変更されます。
 起動画面では、2種類のモードで動作します。
 編集モード にするには右下の編集ボタンをタップします。このモードで、編集したいアイコンをタップすると、そのアイコンを編集することが出来ます。
 送信モード にするには右下の送信ボタンをタップします。このモードでは、送信したいアイコンをタップすると、そのアイコンを赤外線送信することが出来ます。
 左下の「CuteDBookを起動」ボタンをタップすると、CuteDBookを起動します。このボタンはCuteDBookをインストールしていない場合は、表示されません。

 この画面のメニューから、「オプション」→「設定」でCDBIconMakerの設定を行うことが出来ます。

 安全のため、編集後にアラートを表示しますが、これを非表示にすることが出来ます。
 スポイトで色を選択後、それに対応したペンを自動的に選択するための設定もここで行えます。

編集画面

 編集画面には、3本のペン、スクロール、回転、反転などの編集ボタン、編集中のアイコンのプレビュー、アイコンの編集エリア、アイコンの透明色指定ツール、があります。

ペン

 ペンは、描画ボタン、色選択ボタン、スポイトボタンの3つのがひとまとまりになっています。
 左が、描画ボタンでこれを選択すると、その右隣に表示されている色で描画することが出来ます。描画するためには、3本のペンのいずれかの描画ボタンが選択されていなくてはいけません。
 真ん中が、そのペンの描画色を表すと同時に、色選択のためのボタンとなっています。 この部分をタップすると、色の選択ダイアログが表示されます。(モノクロデバイスでは16階調グレーの色の選択ダイアログが表示されます)

 右が、スポイトボタンです。このボタンを選択した状態で、編集エリアをタップすると、その色を拾ってきます。拾った色は、そのペンの色となります。もし、設定で「スポイト->ペン自動切り替え」にチェックされていれば、スポイトで色を選択後自動的にそれに対応したペンに切り替わります。

 ペンは、3本あります。ひとつのアイコンに使う色は3色くらいということが多いと思います。使う色は、先にそれぞれのペンに設定してしまうことで、いちいち色を選択せずに、ペンを選択することで楽に描画することが出来ます。

反転、回転、スクロール

 これらのボタンは、編集中の画像を編集するためのものです。
 上から、反転、回転、スクロールとなっています。
 反転は、上下反転、左右反転、回転は、左回転、右回転、スクロールは、上下左右が可能です。

プレビュー

 プレビューでは、編集中のアイコンが実際にどう見えるかを表示します。実際のアイコンと同サイズのものと、その2倍のものが同時に表示されます。
 CuteDBookでは日情報の色に重なる形でアイコンが表示されます。これを確認するために背景色を指定することが出来るようになっています。下で説明する透明色の部分は、透過されこの背景色で表示されます。

透明色

 透明色は、色を直接指定することも出来ますし、スポイトツールを使って編集中のアイコンから色を拾ってくることも出来ます。
 透明色は、その概念が難しい部分もありますが、アイコンの中で透明色を含む部分は、背景色上に乗せた時に下の背景色が透ける部分の色である、と理解してもらうのが一番かと思います。
 画像フォーマットのGIFを扱った経験のある方であれば、理解しやすいのではないかと思われます。
 注意点としては、透明色で指定した色はアイコン中で使うと必ず透過してしまいます。つまり、透明色を白と指定してある場合には、白をアイコンの中で使って表示することは出来ないと言うことです。
 デフォルトのアイコンデータは、透明色を白としています。

アイコンのコピー

 他のアイコンをコピーすることが出来ます。
 アイコンを選択すると、そのアイコンで現在編集中のアイコンが置き換えられます。

編集の終了

 編集が終了したら、「保存」ボタンをタップして編集したアイコンを保存します。この時、確認のダイアログが出ます。これは設定によって非表示にすることも可能です。
 「キャンセル」ボタンをタップすると、編集内容を保存せずに終了します。

赤外線通信

 起動画面で、送信すると下のダイアログが出ます。

 このアイコンを送信して良ければ、「はい」ボタンをタップしてください。
 この時、送信相手のPalmデバイスにCDBIconMakerがインストールされていること、赤外線による受信が可能になっている必要があります。
 アイコンを受信すると、下のダイアログが表示されますので、受信したアイコンと置き換えるアイコンを選択してください。

 (注)モノクロデバイスからカラーデバイスに対してアイコンを送信すると、モノクロのアイコンが送信されます。


著作権と転載に関して

 (2007年4月変更)
 本ソフトウエアは当初シェアウェアとして提供していましたが、2007年4月よりフリーウェアになりました。
 インストール直後は機能制限付きデモ版として扱われますので、継続してご利用になる場合は、かならずライセンスキーをインストールしてください。
 ライセンスキーは、エムロジック株式会社 - p-cafe.com フリーウェア・アーカイブよりご入手いただけます。

 著作権はエムロジック株式会社に帰属します。
 配布/コピー/転載等は禁止します。

 無断でこのプログラム(コード・リソース)の改変・一部削除・一部切り出しを行うことを禁じます。
 作者はこのプログラムの不具合及びこのプログラムの使用による損害に対し、一切責任を負いません。
 また、作者はこのプログラムの不具合に対する修正及びバージョンアップの義務を負いません。


連絡先など
 URL : http://m-logic.co.jp/

更新履歴
Ver1.21
  • 2Bitアイコンを追加した。
Ver1.20
  • PalmOS5対応。
Ver1.13
  • 設定ダイアログ内の表記を変更した。
Ver1.12
  • フォームのアップデートが正しく行われなかったことがあったので修正。
  • 透過色を指定するとアイコン上からその色が消えてしまう不具合の修正。
Ver1.11
  • アバウト画面の表記を修正しました。
Ver1.10
  • モノクロデバイスでも動作するようになりました。(PalmOS3.5以上である必要があります)
  • 内部的な処理の修正。
Ver1.00
  • 正式版リリース。
 



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